ライフル射撃について

塾射撃部ではライフル射撃をやっています
塾射撃部で行っているのは競技射撃のうち「ライフル射撃」です。同心円が等間隔で描かれた静止した標的の中心を狙って撃ち、中心に近いほど高い得点になります。
(競技射撃では他に、飛んでいる皿を撃ち当たった皿の枚数で競う「クレー射撃」がありますが、塾射撃部では行っていません。)

ライフル射撃の種目

大学でのライフル射撃の試合では、2種類の銃を使い、3種目の競技があります。
(1)エアライフル(空気銃;AR) 立射 60発
(2)スモールボアライフル(実弾22口径;SB)
①三姿勢(立射・伏射・膝射) 60発又は120発
②伏射 60発
まずはARの所持許可を取得して試合に出場し、一定水準以上の点数が撃てるようになるとSBの所持許可を取得出来ます。最速で1年生の3月時点でSBを取得し実弾を撃つことが出来ます。


AR標的 (AR競技では10m先に設置)
黒点の直径は30.5mm
中心の10点圏の直径は0.5mm

ライフル射撃の特性

(1)絶対的な筋力が無いと勝てないスポーツではありません。
銃の重さは4.5kg~7kgありますが、骨格で支える姿勢を取るため、筋力はそれほど必要ではなく、単に銃を撃つだけであれば射撃練習以外のフィジカルトレーニングは行わなくても可能です。
一方、射撃部では、射撃練習以外に、体幹の強化と心肺機能向上に特化したトレーニングを行っております。これは、銃の静止状態を向上させるため、また照準を定めてから引き金を引く間の呼吸や心臓の鼓動による銃の揺れを小さくするために行っているものですが、このトレーニングは各自の筋力に合わせて各自で行っています。

(2)大学から始めてもトップレベルが狙えます。
塾射撃部は直近6年間で、日本記録(国体優勝)1名、インカレ及び日本学生選抜大会で個人優勝3名、関東大会で個人優勝4名を達成していますが、全て大学からライフル射撃を始めた部員です。
塾射撃部では「最高の練習環境」と「最新の射撃技術を学んだ多数のコーチ陣による最高の指導体制」により大学から射撃を始めてもトップレベルを狙える環境を整えています。

ライフル射撃の歴史

日本では銃刀法があるためマイナーな競技ですが、世界的には非常にメジャーな競技です。
オリンピックでは1896年に開催された第一回アテネ大会の種目に採用され、現在に至っています。
現在のオリンピックでのライフル射撃競技は種目が非常に多いためオリンピック開会後すぐから競技が開催され結果が出る種目もあり、注目されやすいスポーツです。